こんにちは。 セラピストの堀田です。
さて、本日は、
よくいただくご質問をご紹介したいと思います。
▼ご質問:
「実は、娘が過食症です。家族はどのように対応したらいいのでしょうか?」
とか
「僕の彼女が過食らしいのです。 でも、専門家でも家族でもない僕はどうしてあげたらいいですか?」
など、 過食に悩んでいるのはご本人だけではなく、その周りの人々からのご相談も多いです。
例えばこのようなお答えをさせていただいてます。
▼お答え:
まず、ご本人が過食を自覚していらっしゃるかどうか?を確認してください。
そして、自覚されている場合は、
ご本人が過食を克服したいと思っているかどうか?を確認すること。
過食克服は、ご本人の克服したいという意志があることが前提になります。
それがないと、自分の問題として考えられないですし、自分と向き合うことができないからです。
過食になったのは、 きっかけとして
両親や姉妹や兄弟や、いじめその他がいろいろあるでしょう。
しかし、
それは単なるきっかけであって、原因ではありません。
過食は他人が作ったものではなく、自分が作り出したものです。
ですから、自分で作り出したものは自分でしか無くすることができないのです。
この点からご本人が過食克服の意志があるかどうか、確認をしてみてください。
また、ご家族様にも確認です。
ご家族様はもしかしたら、
「自分たちのせいで娘や息子が苦しみを体験しているのではないか?」
と自分を責めてはいませんか?
もしそうでしたら、責めることはおやめくださいね。
過食克服するために、
悪者探しや犯人探しをする必要はありません。
そもそも誰も悪くないのですから。
まずは、お子さんと冷静に話をしてみてください。
以下のことに注意しながら,
- 上から目線で叱るような話し方ではなく、冷静に落ち着いて話す。
- 過食を克服したいと思っているかいないかを確認する。
- こうしなさいなどの指示や指導はしない。
- 何かサポートして欲しいことがあったら言って欲しいと伝える。
- 「今はまだ克服したいと思えない」と言う場合は、無理しなくていいよと伝える。
- 決して責めない。
- 希望を持つと同時に、期待をしすぎない。
その次に、
心の持ち方として大切なことは、お子さんの態度や言動に動揺しない事です。
そうは言っても、、、と思われているかもしれませんね。
目の前で苦しんでいるお子さんの姿を見るわけですから。
そのお気持ちもよく分かります。 しかし、そこは深呼吸して落ち着きましょう。
過食している本人も、
自分でコントロールできない衝動や感情に振り回されてイライラしています。
全員でイライラしたりおろおろしても何も解決しません。
過食の衝動は嵐のようなものです。 永遠には続きません。
どうか深刻にならないでいただき
一貫した態度でどーんと腰を落ち着けて構えていていただきたいのです。
そして ご自分の生活のペースを守ってください。
お仕事や家事や趣味やいろんなご自分のやるべき事を きちんと行ってください。
過食のお子さんに振り回されて、
ご自分の予定を変更されたりなさらないでくださいね。
だからといって 冷たい人間でもありませんし、
悪い親でも、悪い彼氏彼女でもありません。
ご家族は、お子さんには代わってあげられないですし
お子さんが解決しなければいけない問題なのです。
過保護になりすぎることこそ 過食克服の妨げなのです。
以上、
いつも私がご家族ならびに周囲の方々へさせていただいてるアドバイスです。
もしも あなたのお子さんが過食でしたら ご相談にのりますので、
カウンセリングを活用下さい。
お子さんへのさらに具体的なアプローチの仕方を、お伝えします。
詳しくはこちらから。
過食克服カウンセリング
では、今日はこの辺で。
セラピスト 堀田圭江子